住まいを新しくするとき、
建築材料や住宅設備機器を見て回るのは楽しいもの。
多数のショールームがある中で、
充実のラインナップを誇るのが「LIXILショールーム福岡」。
とはいえ、一般の人はなかなか行きにくいかもしれない。
そこでRENOVALIFEのスタッフがショールームを訪問し、
4回にわたってレポート。
ほんの少し前までは「マイホーム=新築」が当然でしたが、新しいマイホームのカタチとして「リノベーション」が注目されています。
リノベーションとは、マンションや戸建などの既存の住宅の魅力を活かしつつ改修・増築することにより、
理想の住まいを手に入れることができる、新しい家づくりのスタイルです。
とてもよく耳にする質問です。
確かにどちらも、古くなった家やマンションの設備を改修することなので、わかりづらいですよね。
簡単に整理すると、「リフォーム(Re+Form)」は時が経って古くなったもの、
汚れてしまったものを修繕するか新しく取り替えて、性能や機能を回復させること。
では「リノベーション(Re+Innovation)」とは何かというと、リフォームに「暮らす人の意思」をプラスして、
全く新しい価値を生み出すことと考えて良いでしょう。
リノベーションには住まいへの想いやこだわりが強く反映されます。
大胆な間取りや水回りの配置変更などはもちろんのこと、床や壁の素材、ドアノブや照明のスイッチプレートなど、
細部にまで徹底してこだわる人も多くいます。単に「新しければいい」ではなく、
自分らしい感性でひとつひとつ選んでいく。
そうすることで、空間全体に統一感が生まれ、マイホームの個性がしっかりと表現できるのです。
「物件価格」に「リノベーション費用」を足したトータル金額で比較しても、
リノベーションは新築物件を購入するよりも20~30%くらいは安くなるのが一般的です。
でも、リノベーションの素晴らしさはお金だけではありません。
特筆すべきは、何よりもその「自由度」にあると言ってよいでしょう。
まず、エリア選択。住みたいと思う場所に物件があるとは限らない新築に対して、
中古物件ならエリアを軸にした家探しの選択肢がグンと広がります。
そして、間取りや内装。新築はすでに設計された状態で販売されるため、間取り変更はとても限定的です。
一方リノベーションなら、中古物件を単なる「箱」として考え、
暮らす人のライフスタイルに合わせて自由にレイアウトやデザインすることができます。